2012年07月28日

ユーロの反発

ECBのドラギ総裁に続いて、昨日ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が、電話協議で「ユーロ圏安定のためにあらゆる手段を取る」としたことが報じられました。

ユーロは一時97円台まで反発しました。
最終的に96円台に押し戻されましたが、週明けはどう動くでしょうか?


個人的な印象ではありますが…

このユーロの一連の動きについて感じたのは、市場が狙うユーロ反発のタイミング。しかし、ドラギ総裁にしてもドイツとフランスの電話協議にしても、「では一体何を?」の具体的実効案があるとは思えず、とりあえず「我々は何とかするのです!」という姿勢を、無理にでもアピールして市場を落ち着かせようということでしょうか。

ユーロ圏で優等生ドイツとオランダにさえ、格付け会社による近い将来の「格下げ」という不安が及んでいます。ただ、鶏と卵の話ではないですが、今回のこうしたアピールにより、市場の不安が和らいで一部でも景気が上向けば、急激な経済回復、そして現在の債務問題は解消に向かうという動きが出ることも、決して無理な理論ではないような気がします。

有効な具体策があれば、もっと早いでしょうけど。
まだ当分、欧州の危機的状況は続くと見るしかないかと…

2012年07月24日

ユーロは崩壊するのか?

昨日、94円台前半で買い戻されたユーロ円は、再び下落の雰囲気も漂わせています。ファンダメンタルズ的に見ても、ユーロに対する不安材料が大きく反発は非常に限定的です。


さて、ユーロはこの先どうなるのでしょうか?
ユーロ圏は維持されるのでしょうか?

怖いことですが、ユーロ崩壊の確率を50%と予測する専門家も多くいます。いよいよ、市場は最悪シナリオの一つとして「ユーロ崩壊」を織り込んでいくのかも知れません。現時点でどこまで織り込まれているかわかりませんが、ユーロがさらに下落する可能性は大きいと思われます。

日本政府のユーロ円に対する介入はありませんし。


では、欧州で良い材料はないのでしょうか?

市場では、ユーロ圏の盟主であるドイツへの期待もあります。
最後にはドイツがユーロ圏の本格的な救済に動くというシナリオです。しかし、ドイツ国内の世論なども考えると、それはかなり難しい選択ではないかとも思われます。

たとえユーロが崩壊しても、その影響がかなり及んだとしても、ドイツは自力でやっていける十分な経済力があります。そのドイツにとって、ユーロ圏救済に動き共倒れすることが一番恐い選択ではないだろうかとも考えられます。

最後にドイツはどう考えるのか?
簡単には予想はできません。

2012年07月23日

円、全面高…

週明け東京市場は、円の全面高!

ユーロ円は94円台前半。
ドル円も一時、77円台に突入。
他の通貨に対しても、円独歩高の様相。


財務省がピリピリしています。
先ほど、「断固たる措置を取るときは取る」との口先介入を発しました。
この口先介入、先日から続いています。市場は警戒しているものの、今の時点でどれ程の効果があるのか?

欧米市場の反応が見物です。

2012年07月21日

ユーロ急落!どこまで?

ユーロ円がとうとう95円台になりました。
なんと、11年8ヶ月振りの安値となる95.42円です。

その背景にあるのは、相変わらずの欧州財政不安。
スペイン国債が自立回復不可能な7%台まで上昇しています。

忘れてはならないのが、ギリシャの問題も全く進展していないこと。今やっていることは、先延ばしに必死になっている事実のみ。根本的な解決はユーロ圏離脱しかないようにさえ見えます。また、イタリア国債も上昇してきていることもあります。この先、どうなるのでしょうか?

ユーロ安は、もう少し進むかも知れません。
しかし、円高に対しては日本政府の介入警戒も高まります。

週明けの市場は果たして…

2012年07月18日

景気先行き懸念で株価上昇?

先日、バーナンキFRB議長が具体的な追加緩和策について触れなかったことで、株式市場では売りの反応。そして、米景気先行きに対して懸念を示せば、今度は買いで反応。

昨日のNY株価は上昇しました。
為替もリスクオン(円売り)へ。

面白いですね。

景気に対して懸念を表明すると、リスク回避に動くのではなく、逆にリスクテイクに動く。

発言している人が世界景気に影響力のある人なので、懸念を示せば何かしらの対応策が講じられる可能性がある。それを期待して市場ではリスクを取りに動く。当たり前な話ではありますが、市場は常に先を見て動いていることを再認識させてくれます。

2012年07月13日

ユーロは崩壊するのか?

ユーロ円が5月末に付けた95円台半ばに、また近づいてきました。
しばらく持ち直す気配もあったユーロですが…

ムーディーズがイタリア国債を格下げしたようです。
欧州財政問題は、一段と混迷の様子です。


ユーロの崩壊。

それを予測する声を多く聞きます。
もともと財政状況の大きく異なる国が統一通貨の経済共同体を目指すことは、無理な実験だったのでしょうか。この欧州財政危機に関して、市場にまだ十分織り込まれていないものがあるとすれば、それはユーロ崩壊が世界経済に与えるインパクトの大きさかも知れないと考えたりします。

これは想像ができません。
さらなるユーロ下落も視野に入れるべきか。

2012年07月07日

欧州債務問題(危機)はいつまで?

米雇用統計は市場の期待に届きませんでした。
まあ、なんとなく想像していましたが…


さて、日々期待と不安の繰り返しで相場も上げたり、下げたりの連続ですが、一番の不安要因である「欧州債務危機」は一体いつまで続くのでしょうか?

スペインの国債がやばいことになっていますが、ことがイタリアまで及べばもう収拾が難しくなることは誰もが想像すること。今、市場に織り込まれている不安は相当なものがあると思います。


ここからは、個人的な想像となりますが…

「悪いことはいつまでも続かない」という人間の希望的心理があります。今、市場の多くの人が関心を持つのは「いつ欧州はこの悪い状態から脱するのか?」ということかと思います。そんな一人ひとりの微妙な期待が少しずつ「回復の既成事実」を作っていくのかも知れません。ファンダメンタルズはそれらの結果とも言えます。現在のファンダメンタルを理解しておくことは、もちろん重要です。それを基に、人の期待や不安が乗せられて未来が作られるわけですから。

なんてことを考えていましたら、この欧州債務問題は近い将来に解決の方向に向かいそうな気がしてきました。それはドイツの妥協とか、EU会議の行方とかよりも、実質的な経済の回復であったりするのかも知れません。先日、ECBが利下げしました。これもきっかけの一つとなるかも知れません。