2012年09月27日

ECB債務救済の二つの壁

いよいよユーロ円は100円台を割り込んできました。
今は100円近辺で拮抗しています。



さて、ECB救済案で一時期待が盛り上がった市場ですが、大雑把に言って大きな二つの壁があります。ひとつは言わずもがなのドイツの対応。最終的にドイツの決断がカギを握るのは間違いありません。しかし、もう一つの問題があります。

それは、今回スペインでも起こっていることですが、それは国民の反発です。何に対する反発かと言うと「緊縮財政」への反発です。これがあるために、ECBの救済案が用意されても簡単に利用するわけにはいきません。代償として「緊縮財政」が求められるからです。

すでにギリシャがその難しさを証明しています。
逆にアイルランドの例もあるわけですが…



中国の景気が停滞する中、どうやら世界の景気はまだ当分のあいだ、光明を模索することになりそうです。その光明はどこに見つかるのでしょうか?

東南アジア?
それとも、アメリカ?

2012年09月24日

やはり…

再び円高へと動いています。
今は、市場にあまり良い材料がないです。
ドル円も、また介入警戒区域に入ってきています。



ユーロ圏の問題はどうでしょうか?

市場の期待を高めたECBの発表後、それ以上のグッドニュースは何か出そうですか?
どうも何も思い当たりません。ドイツが市場の期待を良い方に裏切れば、かなりインパクトがありそうですが…

まあ、当面は欧州や中国の景気動向が気になるテーマとなりそう。どこかに景気の良い話はありますか?



そうそう、元が下げていることは、中国輸入を検討している私としては良いニュースではありますが、中国の景気が停滞すると世界経済への影響が大きそうです。

単純には喜べない問題であることは確かです。^^;)

2012年09月20日

日銀追加緩和の影響は?

昨日、市場の期待通り日銀は追加緩和を発表しました。
もっとも、ECBもFRBも金融緩和に走る状況下。
他の選択肢はなかったかも知れません。

それで、市場の期待通り…
それも10兆円規模。



その発表後少し円安に動いたようですが、すでに織り込み済みであり、サプライズはありません。それどころか追加緩和の効果も疑われ始めています。円安への動きは一時的なものとなりました。もっとも、これからどちらの方向へ向かうのかはわかりませんが…

今は景気回復への好材料があまりありません。
市場も次の材料待ちのようです。



朝方NZドルが少し上昇しました。
GDPが期待以上だったのでしょうか?

2012年09月08日

週明けの市場は?

米雇用統計、伸びませんでしたね。
結局、雇用者数変化は市場予想に届きませんでした。


しかし、市場には欧州期待とは別に米FRB追加緩和期待がすでに高まっていました。皮肉にも、今回の雇用統計結果の思わしくなかったことが、さらに市場の追加緩和期待を高めることになりました。まあ、この辺の動きは十分織り込み済みですね。

とうとう100円台となったユーロ円。
週明けからは、どう動くのか?

100円台をキープできるか、反動で下落するか?
それは、欧州安定メカニズムに対する期待がさらに高まるか、あるいは不安材料が出るのかにかかります。


今の期待値がかなり高めなので、ちょっとした不安材料でガタガタ落ちる構図がどうしても視野に入ってしまいますが…

2012年09月07日

ヤマ場は続く…

ECBによる国債の無制限買取という表明を受けて、市場では一気にリスクを取る動きが加速しました。これで2日連続での円急落となっています。

さて、まだ続きがあります。

本日の米雇用統計に対する期待が高まっています。
ADPやISMなどの雇用指数が良かったこともあり、米雇用統計は市場予想より上振れが期待されます。また、もう一段の円安となる可能性があります。


しかし…
ECBによる国債無制限買取と言っても、実際の発動までに幾つも関門が控えるわけです。

条件の一つに、ECBの求める財政規律に従うことがあります。
たとえばスペイン国内の世論はどうでしょうか?
ギリシャと同様、相当風当たり強そうです。

そして、実行に際してドイツは承認するでしょうか?
ドイツ国内の世論も厳しくなっています。
上の問題と相反する問題です。

期待が膨らむだけに、その市場の反動が恐いですね。
もし、上手くいかなければ…


タイミング良く円売りした人いるかも知れませんが、
そして、雇用統計で期待通りとなるかも知れませんが、
反動には要注意でしょうか。

2012年09月05日

欧州不安の行く先は?

今週に入り、あまり円高は進んでいません。
市場には欧州安定メカニズム(ESM)への期待が持続しています。(FRB追加緩和への期待もありますね。)

明日はECB理事会が予定されています。
ECBの今後の動向に注目です。


そもそも、欧州安定メカニズムにおいてキモとなるのは、銀行監督の一元化ということです。これが決まらないと、先に進みません。果たして、ECBはどこまで力を出せるのか?

負担を強いられるのは経済強国。つまりドイツです。(一応オランダも)
強い国と弱い国の銀行を一元管理していくと言うことは、つまり弱い国を強い国が救済していくことになります。ドイツが負担を背負い込むことになります。

素人的に考えても、一筋縄ではいかない局面。
ECBはどんな結論に向かうのか?


注目です。
ちなみに、今の市場の期待を裏切る結果となればユーロはすぐに動くでしょう。
金曜日には米雇用統計もあり、市場はヤマ場です。